< 目 次 >
1 なぜ、Webカメラに注目するか
WebカメラはパソコンとUSB接続で使用し、簡単に観察対象をビデオファイルや静止画像に保存できる機能を持ってる。画像データの1秒間における記録可能枚数(=フレームレート)についてはWebカメラや接続しているパソコンの性能、あるいは使用したソフトウエア等の様々な条件によって異なるが、30フレーム/秒程度で保存が可能なので、やや早い動きもとらえることができる。また任意で数秒から数分間で記録されたjpeg形式の静止画像からビデオファイル(mpeg、swf形式等)のビデオファイルを作成することもでき、この機能を活用すれば、例えば植物が光に向かって曲がって伸びていくような、数時間かけなくては観察できないような現象を捉え、時間を縮小して観察することが可能になる。さらに、当然のことながら実物投影用のカメラとしても使うことができる。
Webカメラはもともと定点観測や映像も送れるコミュニケーション用のツールとして一般に提供されているが、上記のようなことから、使い方を工夫すれば教材作成や教材提示用として教育現場で優れたツールとなる可能性を持っているのではないかと考えている。またデジタルカメラやビデオカメラなどより価格が格段に安く、手に入りやすい。 しかしながら教育現場での活用事例はまだ少ないのが実情であり、これまで他の先生方が発表されているようなケースを聞いたことがない。このようなことから平成22年度に試行錯誤をしながら、実験方法の提示用教材を作成したり、植物の成長運動を捉えたり、物体の自由落下運動の解析するなど、いくつかの作成や実験観察を行ったので、それらについて報告する。なお、ここで紹介する実験は著者が勤務する静岡県立浜松南高校の理数科2年生の課題研究の一環として、主に生徒が行ったものであり、生徒の了解を得て掲載している。
Webカメラはもともと定点観測や映像も送れるコミュニケーション用のツールとして一般に提供されているが、上記のようなことから、使い方を工夫すれば教材作成や教材提示用として教育現場で優れたツールとなる可能性を持っているのではないかと考えている。またデジタルカメラやビデオカメラなどより価格が格段に安く、手に入りやすい。 しかしながら教育現場での活用事例はまだ少ないのが実情であり、これまで他の先生方が発表されているようなケースを聞いたことがない。このようなことから平成22年度に試行錯誤をしながら、実験方法の提示用教材を作成したり、植物の成長運動を捉えたり、物体の自由落下運動の解析するなど、いくつかの作成や実験観察を行ったので、それらについて報告する。なお、ここで紹介する実験は著者が勤務する静岡県立浜松南高校の理数科2年生の課題研究の一環として、主に生徒が行ったものであり、生徒の了解を得て掲載している。
2 使用したWebカメラ用のソフトウエアについて
下記4の「(1)実験方法を紹介したビデオファイルの作成事例」では、購入したWebカメラに添付されていたWindows上で動作するソフトウエア<注*1>を用いたが、その他の事例についてはLinux上で動くWebカメラ用ソフト「motion」を用いた。
この「motion」というソフトウエアは、主要なLinuxディストリビューションについて、パッケージ化されているので、簡単にインストールでき、またWebカメラ製品に添付されているWindows用のソフトに比べ、機能が豊富で様々な設定が可能である。使い方についての詳細は下の関連サイト<注*2>
等を参照してほしい。以下にこの「motion」の設定ファイルであるmotion.confファイルの中の主要なパラメータの設定例を紹介する。
R> |
動作目的 |
motion検出に関係なく、始めから動画を保存してゆく |
動画と静止画の両方を |
動画のみmotion |
静止画像(snapshot) |
|
| 主要パラメータ |
threshold |
適宜(300位が適当) |
適宜(300位が適当) |
||
|
framerate |
適宜(30程度) |
適宜(30程度) |
適宜(30程度) |
#でコメントアウト |
|
|
output_normal |
on または off |
on | off | off | |
|
output_all |
on | off | off | off | |
|
snapshot_interval |
0 | 0 | 0 | 適宜 | |
|
locate motion |
on | on | on | off | |
|
text_double |
on | on | on | on |
表1 Webカメラの動作目的に応じたmotion.confの主要パラメータの設定について
<各パラメータの意味>
threshold ・・・ 動きの検出に必要な画素数の変化量。動体検出の閾値。多すぎると検出感度が鈍くなる
framerate ・・・ 一秒間のコマ数最大で30
output_normal ・・・ on:静止画を保存する off:静止画を保存しない
output_all ・・・ on:動きがなくとも静止画を保存する。 Off:動きがなければ静止画を保存しない。
snapshopt_interval ・・・スナップショットの時間間隔を秒単位で設定
locate motion ・・・ on:動体検出の場合、動いた場所を四角で囲む。
text_doubule ・・・ on:画像の右下の日時と時間を示す文字の大きさを2倍にする
threshold ・・・ 動きの検出に必要な画素数の変化量。動体検出の閾値。多すぎると検出感度が鈍くなる
framerate ・・・ 一秒間のコマ数最大で30
output_normal ・・・ on:静止画を保存する off:静止画を保存しない
output_all ・・・ on:動きがなくとも静止画を保存する。 Off:動きがなければ静止画を保存しない。
snapshopt_interval ・・・スナップショットの時間間隔を秒単位で設定
locate motion ・・・ on:動体検出の場合、動いた場所を四角で囲む。
text_doubule ・・・ on:画像の右下の日時と時間を示す文字の大きさを2倍にする
< 注 >
*1 メーカーのHPからダウンロードできる。例えばLogicoolではhttp://www.logicool.co.jp/ja-jp/webcam-communications/video-software-services/4290?WT.ac=ps|3293からダウンロード可。
*2 「Bird-Soft Weblog LinuxでWebカメラを使う(ライブカメラ、防犯カメラ等)」(http://www.birb-soft.net/mt/2009/06/linuxweblogmotion.html)
*1 メーカーのHPからダウンロードできる。例えばLogicoolではhttp://www.logicool.co.jp/ja-jp/webcam-communications/video-software-services/4290?WT.ac=ps|3293からダウンロード可。
*2 「Bird-Soft Weblog LinuxでWebカメラを使う(ライブカメラ、防犯カメラ等)」(http://www.birb-soft.net/mt/2009/06/linuxweblogmotion.html)





